売技ナビ ロゴ

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イオンペット株式会社

コスト削減+スピーディーで店舗表現自由度が高いPOP運用を実現!

  • イオンペット株式会社
    営業推進部 営業企画部 部長 木村 直樹 氏
  • クラウド型 (商品マスタ連携/ハンディ連携)
  • 191店舗 (2021年3月現在)

課題と解決

課題①

本部で作成したPOPを店舗へ送付していたため、スピーディー且つ柔軟性を持ったPOP運用が出来ない。

解決①

本部でPOPテンプレートを作成するだけで店舗にて必要なPOPを抽出・出力をすることが可能に。POP印刷に関わっていた費用も削減。

課題②

POPに関わる業務が基幹システム・現物送付・自店POP制作等、非常に煩雑で統一されていない。

解決②

商品マスタ連携+ハンディ連携でPOPに関わる業務一式を売技ナビに集約。POPデザインの保管場所も集約することができ、店舗の業務負担軽減を実現。

課題③

社内システムのクラウド化推進。

解決③

クラウド型売技ナビ導入によってPOPシステムをクラウド化。自社サーバ運用型と比べてのコスト削減を実現。

売技ナビを導入したきっかけ

売技ナビを導入したのが2013年になるのですが、それ以前はPOPシステムを導入しておらず、プライスカードは店舗にて基幹システムを通じて印刷し、より売場訴求力を上げるための訴求POPは本部で印刷したものを各店舗へ送付、もしくは各店舗でPOPを作成していました。ただそうなると、スピーディーに全店統一したPOPを提供することができないこと、また追加のPOPがほしいときなど、店舗単独で対応できない等の課題を多々抱えていたため、POPシステムの導入を決めました。

売技ナビを選んだ理由としてはシステムとの連携面にあります。現在売技ナビは弊社の商品マスタとの連携に加え、ハンディとも連携しています。ハンディからバーコードをスキャンすると商品マスタを参照し、該当商品を売技ナビに表示しPOPを出力する、という連携を行っているのですが、このシステムとの連携面が最もスムーズ、かつ費用を抑えた形で提供いただいたのが売技ナビでした。

自社サーバ運用型からクラウド型に変更した理由について

当初は自社サーバ運用型で導入し、2019年にクラウド型に変更しました。導入当初はまだまだクラウド型というものが一般的ではなかったため、自社サーバ運用を行っていました。ただその後、会社内システムのクラウド化推進という背景に加え、自社サーバ運用型であるが故の保守・管理に関わる費用と手間、2019年のデータセンターの移設等の理由により、クラウド型への切り替えを決定しました。特にデータセンター移設に関しては、当時複数のプロジェクトが同時進行しており、労力を最小限にした上で短納期での実現が必要だったため、それが可能な売技ナビには非常に助かりました。またコスト面においても、自社サーバ型で運用しているとどうしてもサーバ費や自社での保守管理費用が発生してしまいますが、コスト換算を行うと結果クラウド型の方にメリットがあったことも変更の大きな理由です。

売技ナビの活用方法について

弊社での売技ナビ活用は大きく分けて4つあります。

①ハンディからのプライスPOP出力:ハンディから読み取ったJANコードより商品マスタを呼び出し、最新のプライスPOPを出力。

②セール・ちらし・催事等の企画プライスPOP出力:本部で登録した企画原稿より、各店舗にて必要なプライスPOPを出力。

③訴求POP出力:本部で登録した訴求POPを各店舗にて出力。

④店間移動品ラベル出力:店間移動在庫商品のラベル出力。

基本的には本部で作成・登録したPOPテンプレートや企画原稿を多数用意しているので、そこから各店舗にて必要なPOPを抽出し出力をしています。また営業時間の案内や各種告知など、店舗によって情報が異なるPOPについても、売技ナビであれば本部で作成したテンプレートに対して、店舗にて修正が可能な項目を設定できるため、本部POP制作者も1つのテンプレートを作成するだけで全店分のPOP作成を完了することができ、また店舗スタッフ(アルバイト・パート)もテキストのみの修正で自店POPを簡単に作成することできるようになったため、本部・店舗のスピードアップと作業軽減に非常に役立っています。その他の活用方法としては、例えば300mm×900mmの訴求POPを印刷会社へ発注するのではなく、A4×3枚での分割出力を店舗でできるようにしており、コストを抑えた上でスピーディーに売場演出物を設置できるようにしている等、本部・店舗ともに柔軟性をもったPOP運用を行っています。

売技ナビを導入した効果について

POP運用におけるスピード感・各店舗でのPOP表現の自由度アップに加え、POPに関わっていた印刷コストの削減、またクラウド型導入における保守・メンテナンスのコスト削減と負担軽減が導入効果になると思います。

商品マスタとの連携によりPOP出力を売技ナビという1つのシステムに集約することができたという点も効果として挙げることができます。通常、プライスPOPと訴求POPでシステムを使い分けなければいけないのですが、売技ナビを使用することによってそれらを1つのシステムへ集約することができ、店舗への無駄な負担を排除することができたと考えています。

また訴求POPの保管場所も一括して売技ナビ上で行えているという点も負担軽減につながりました。導入前までは訴求POPの現物送付やデザインデータのメール送付を行っていたので、該当POPを探す手間がどうしてもあったのですが、売技ナビであればデザインの保管場所をフォルダ管理でわかりやすく行うことができますので、店舗へはそのフォルダを指定するだけで済み、本部・店舗ともに作業軽減につながったと思います。

最後に、本部での統一されたPOPをチェーン店としてオペレーションできるという点を挙げたいです。店舗でのPOP自由度を上げて売場訴求力を上げてはいきたいのですが、店舗にて自由にPOP作成をされてしまうと、企業としてのPOP内容の法的確認を行うことができなくなってしまいます。売技ナビでは本部で作成したテンプレートやデザインを店舗で抽出・カスタマイズしてPOP出力を行いますので、統一オペレーションの中での柔軟なPOP運用をすることができるようになったことも大きいと思います。

今後売技ナビについて期待すること

1点目はPOP素材の充実です。売技ナビの導入によってPOP作成における店舗での表現度は大幅に上がりましたが、0からのデザインとなると別で制作したものを売技ナビに取込むしかありません。そうなるとデザイン制作者が限られてしまいます。デザイン素材を充実いただければ、デザイン作成の技術が足りずとも素材の組み合わせである程度のデザインをすることができると思いますので、より店舗や支社単位での活用が進み、売場力の向上につながると思います。

2点目は作成されたPOPの承認ワークフローを追加してほしいということです。先程お話した通り、訴求POPなどは本部での内容確認が必須です。現状は売技ナビとは別に確認ワークフローを設け、本部確認・承認を行ったデザインを売技ナビに掲載しているのですが、例えば売技ナビへデザイン掲載を行うと承認ワークフローに従って各部門・部署の担当者へ確認依頼を行い、全ての承認許可が降りた時点でデザインを公開する機能などがあれば非常に便利だと思います。また店舗でオリジナルPOP作成を行う場合にも、そのようなワークフローがあれば店舗・本部間でも手間なく確認を行うことができ、結果店舗オリジナルの独創的なPOPが増え、さらにそれらがシステム的に全店舗へ水平展開をされる等、是非とも検討いただければと思います。

3点目は登録している訴求POPへの評価システムがあっても良いかもしれないということです。本部の訴求POP制作者からしても、自分で制作した訴求POPが使用されているのかどうか、ということは非常に気になるポイントになります。評価システムがあれば制作したPOPの評価が見える化され、POP制作者へのフィードバックとともにモチベーションアップにつながり、より良いPOPを制作するサイクルができ上がると思います。またその評価に応じたPOPランキングの表示機能などがあってもおもしろいかもしれません。

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